日本精神科看護協会
精神科認定看護師
國島 洋子
 
Q: 看護師になったきっかけ
A: 公務員として重度の精神薄弱者施設に配属になり生活指導員として働き始めました。元来私は考える前に行動してしまうタイプで、沢山の薬を飲む人たちを見て、「何の薬でどうして飲まなければいけないのか?どこを看ていったらよいのか?」と色々知りたい」と思いました。それが看護師になろうとしたきっかけです。
   
Q: 精神科の認定看護師を目指したきっかけ
A: 初めて就職した精神科病院では、患者さんが広い畳の部屋に終日臥床していました。精神科の看護を学んでみたいと思い色々な資料を取り寄せ、当時の日本精神科看護技術協会を知り、講義を受けに行きました。そこで認定看護師制度の発足を知りました。当初、経済的・時間的等の理由で諦めていました。その後入職した千葉病院で認定看護師取得が可能なことを知り、認定看護師を目指しました。
   
Q: 認定看護師になる前は、この資格に対してどのようなイメージを持っていましたか
A: 精神科看護についての知識を実践できる人と漠然に思っていました。
   
Q: 受験については苦労しましたか
A: 当時認定試験の前に研究論文を学会で発表しなければなりませんでした。「研究論文」という言葉も初めてで、文献学習のレポート作成の苦労は並大抵ではありませんでした。一緒に研修を受けた仲間からの叱咤激励を受けた事を今でも鮮明に覚えています。
院内では受験者は4人おり、その4人で過去5年間の問題回答を分担したり、勉強の進捗状態を報告したりして励ましあいました。
   
Q: 認定看護師になった時の喜びはいかがでしたか
A: 筆記試験、面接結果は、不安で一杯でした。それだけに一緒に受験した4人全員が合格した時の喜びは、筆舌に尽くせません。同時に論文事例対象者そして、休み調整して下さった師長・同僚の皆さん、更に論文指導をして下さった前看護部長、論文印刷での事務の方そして家族と多くの方々のお陰であったことに深く感謝しています。
   
Q: 認定看護師として現在取り組まれていることを教えて下さい
A: ・当院では医師はじめ他職種による患者さんのチームケースカンファレンスが行われていますが、看護部の時は司会を他の認定看護師と共に行っています。発言の内容と同時にその思いをくみ取ることは、看護の基本と通じていると感じています。
・看護研究は発表することで情報共有ができ、また頑張ろうとの思いになるよう、院内の看護研究の講師、助言、院内看護研究の発表の講評をさせてもらっています。そして院外での学会発表・座長もさせてもらっています。
・健康な部分に働きかけられるような学生にとの思いをこめて実習指導も行いました。
   
Q: 認定看護師として心掛けている事
A: 院内4人が合格した時、前看護部長から「資格だけでは看護はできない。自分達の言動が看護になるように意識して患者さんに関わる認定看護師であってほしい」と言われました。その。言葉を忘れずに、そしてスタッフからも声を掛けてもらえるように、微力ながらも努力を続けています。
   
Q: これからの目標を教えて下さい
A: 同僚・スタッフの皆さんと共に患者さんが地域で生活できる様、本人の年齢を考慮して、これまでの生活背景、そして身体的疾患、支える力を見極め、生活者としての本人を中心に他職種で情報を共有し連携していきたいです。また高齢者が安心して生活できるよう援助していきたいです。そしてこれまでの当院の歴史を踏まえて現看護部長と共に、看護部教育分野で貢献していきたいと思います。
   
Q: 認定看護師になって良かったと思うことはどんな点ですか
A: 精神医療の歴史的背景から、患者さんの置かれた人権に配慮することの重要性を学びました。同時にいつまでも倫理的に配慮し真摯に実践する事の大切さを痛感しています。
認定看護師取得して8年になります。この間に院内で一緒に合格したメンバーはもちろん、研修会場で共に学んだ人達との繫がりが大きな財産になっています。
   
Q: 同じように認定看護師を目指す方にメッセージを
A: まずは情報を得る為に、資料に目を通し、先輩・看護同僚等色々な方に相談してみて下さい。そして上司・家族に相談することも大切かと思います。以前認定看護師を受ける人の相談に乗ったことがあります。合格した時は自分のことのように嬉しかったです。何より諦めずに自分を信じて行動に移してみてはいかがでしょうか。
 
 
 
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